Azure Analysis Services (preview)

唐突ですがAzure Analysis Services というのがPreviewで増えました。


Azure Analysis Services?

簡単にいうとマネージドなSQL Server Analysis Servicesな感じです。SQL Server Analysis Servicesのエンジンに基づいてOLAPやBIモデリングのプラットフォームをわざわざ自前で構築しなくてもAzure上で利用できるようになります。

※ただし現状はテーブルモデル(Tabular model)(互換レベル1200 = SQL Server 2016 RTM)のみサポートのようです。多次元モードは今後検討だそうで。

全体的にはこんな感じのアーキテクチャです。
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料金体系

料金体系は基本的にスペックに応じて時間による課金です。

Preview中は50%オフな感じですね。QPUs (Query Processing Units)という単位で使えるスペックに応じたプランが用意されています。

開発用途(SLAなし)としてD1、標準利用としてS1~S3(Preview中はSLAなし)が用意されてます。D1が共有インフラでStandardは占有サービスのようですね。それぞれQPUsとメモリ(キャッシュ)のサイズが異なる感じです。キャッシュは現状S3で100GBのようです。

なおポータル上等でいつでも一時停止・再開することが可能です。一時停止中は料金が発生しません。

データソース

Analysis Servicesが扱えるデータ(モデルに入れられるデータ)のソースとしてはAzure SQL DatabaseやSQL Data Warehouseのほかに、On-premise Gatewayを介してオンプレミス上のSQL ServerやOracle、Teradataなどが使えるようです。

クライアントツール

Power BIやPower BI Desktop、SQL Server Reporting Servicesなどを使って分析したレポートを見たり、Power BIでさらに対話形式で詳細をみたりすることができます。SQL Server Analysis Servicesに対応していれば大丈夫だと思いますのでExcelなどもOKぽいですね。

開発ツール

SQL Server Data Tools(SSDT)(※14.0.60923.0以降でサポート?)や SQL Server Management Studio (SSMS) を使います。SQL ServerのAnalysis Servicesを使う場合と変わりませんね。

作成方法

ポータル上からも作成できますのでまずはポータルから。執筆時点でまだ一覧に出てこないみたいなので、こちらのリンクから機能を有効化して作成します。

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あとはサーバー名などを入力して作成します。
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現状の制限事項としてはSouth Central USとWest Europeのみで使えます。
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結構すぐに出来上がります。
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Server Nameにある asazure://<リージョン>.asazure.windows.net/<サーバー名> はよく使います。
後はAnalysis Servicesの管理者カウントをAzure AD上から構成したりすることができます。

動作確認(テスト)

とりあえずドキュメントに倣ってAdventure Works Tutorialのデータを使いましょう。

SSDTのプロジェクトを作って適当にDBからインポートして弄った後、プロジェクトのプロパティを開いて配置サーバーをAzure Analysis Servicesの接続文字列に変更します。
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後はプロジェクトを右クリックして配置してみるとデプロイが始まります。
※環境によってはAzure Analysis Servicesから接続できないためエラーになることがあります。その場合はOn-Premise Data Gatewayをインストールするなりして中継して接続できるようにします。(ただ環境のせいかOn-Premise Data Gateway経由だとデータのペイロードがおかしいだとかでエラーになってデータそのものの配置はエラーになりました)

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配置後、Power BI Desktopなどから参照することができます。Analysis Servicesに接続しモデルを選択することで後は通常のPower BIの操作でデータを可視化できますね。レポート作成後は発行などすればよいかと思います。
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※手持ちのバージョンだと結局ビジュアルが表示されませんでしたが。。。最新バージョンが出たら直るかも。

なお別にExcelでもSQL Server Analysis Servicesに接続できるので、接続先サーバー名をポータル上からコピーしたものにするだけで普通に参照できます。
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まとめ

SQL Server Analysis Servicesをバリバリ使ってた方には便利なんではないでしょうか。

Azure Analysis Services (preview)」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: Azure Update (2016.10.31) | ブチザッキ

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