Windows Azure 7月アップデート

今日もUpdateなお話です。今回のUpdateは以下の通り。

  • SQL Database
    • 自動Exportのサポート、SQL DatabaseのPremiumプラン
  • Traffic Manager
    • 現行の管理ポータルでTraffic Managerが管理できるようになりました
  • Mobile Services
    • Mobile Servicesでオートスケールや、アラートなどがサポート
  • オートスケール
    • Service Bus Queueをサポート
  • 仮想マシン(Virtual Machines)
    • 管理ポータルの拡張

 

SQL Database

さて念願の(?)自動Export機能が使えるようになりました。この機能は指定時刻に指定Azure Blob Storage上にbacpacを出力してくれる機能です。

設定するには「データベース」の構成タブから「自動エクスポート」のエクスポートの状態を「自動」にします。(日本語が不自由)※設定はデータベース単位です。

後はbacpacの保存先Blobストレージや頻度、開始日・開始時刻(UTC)、接続アカウント情報などを入力します。

取得したbacpacは指定Blobの「automated-sql-export」コンテナに「サーバー名-DB名-日付.bacpac」の形式で保存されます。

あとは構成タブからこのbacpacを使用して新規DBを作ったり、Importしたりすることができます。注意点としてはbacpacというところですかね。あと当然ながら対象のデータベースはWindows Azure Servicesからの接続を許可するように構成しておく必要があります。

またExport状況はデータベースのダッシュボードや、SQL DBサーバーの履歴から見ることができます。

あとP1/P2などのSQL DatabaseのPremiumプランについては今日からPreviewページで申し込むことができるようになりました。 詳細はこちらを参照。

 

Traffic Manager

やっとTraffic Managerが新ポータル(現行ポータル)で管理できるようになりました。ちなみに機能そのものはまだPreviewです。

ロードバランスのメソッドはパフォーマンス、ラウンドロビン、フェールオーバーの3種類から選択できます。

あとは対象となるサービスのエンドポイントを選択します。今のところCloud Servicesと仮想マシン(というか*.cloudapp.net)が対象です。

出来上がったらこれまで通り管理することができます。

エンドポイントを管理したり

監視先のパスなどを構成できます。

ちなみに優先度リストはフェールオーバーを選択した時だけ指定できます。

 

Mobile Services

Mobile Servicesにもオートスケールとアラートが来ています。まぁこのあたりは以前にも書いた通り。 → 7月9日の投稿

 

オートスケール

Cloud Servicesや仮想マシンでオートスケールを構成する際にCPUかストレージのQueueをメトリックとして指定できていましたが、Service Bus Queueも対象としてサポートされるようになりました。

これでワーカーロールとかいろいろ活用できそうですね。

またCPUを選択した場合はざっくりどんな状況か構成ページ内のグラフで見ることができるようになりました。

1日単位なんであれですけど。

 

仮想マシン

仮想マシンはギャラリーから作成する際により細かいオプションを指定できるようになりました。ウィザード内で可用性セットや仮想ネットワークの構成、エンドポイントの編集が可能です。

それ以外の拡張としては以下の通り。

  • VM作成時に既存のクラウドサービスへの展開ができるようになりました
  • ウィザードからのVM作成時、1つのクラウドサービスに複数のVMを追加することができるようになりました
  • Traffic Managerもサポートされます
  • クラウドサービスだけ(VMがない)の場合は課金されないので、上記サポートとあわせて柔軟に仮想マシンを構成できるようになりました。今後はもっと高度な設定オプションが提供されるようです。期待。

 

まとめ

またひとつ、旧ポータル終了へ進みました。ちなみにCDNも新管理ポータルで管理できますが、どうも旧ポータルで設定してた人だけがメニューにでてきてるっぽい?

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