Microsoft Ignite 2015 Keynote

大型イベントが続きますね(今後毎年こんな感じになりそう…)。
今日はTechEdやらもろもろ統合されて新しいイベントとなったMicrosoft Igniteです。

イントロのナレーションからしてライブ。

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そして最初はCEOのSatya Nadella氏から。

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Microsoftは変革している、そしてITも組織や人のためのITから組織や人のイノベーションと変革のためのITのためにあると。

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結構キーノート全体のトーンとしては技術的なところはもちろんですが、こういうメッセージ色のほうが強かったですね。

Buildの時からのメッセージでもあるCreate more personal computing

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唐突にアナウンスされるWindows Update for Business

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インテリジェントなクラウドを作ってると。

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業界も変わってきつつある、として事例を3つ。DELPHI、富士通、Realmadridの例。様々な業界で変革があるけど一例。

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そしてスピーカーかわってJoe氏から。

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Office 365、Power BIと連携するCortana

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処理速度が向上したMicrosoft Edgeの紹介

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モバイルでもPCでも同じエクスペリエンスを

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タブレットはキーボードとタブレットモードをシームレスに遷移

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BuildでもありましたがContinum。Phoneを繋いでそのまま操作

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そしてWindows Hello。ジェスチャーなどで生体認証。

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Azure RMSとも連携してファイルの暗号化など

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次はGurdeep Singh Pall氏から働き方などの話。Skypeの人のようですね。

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こっちはTransformingというかShift

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外側の変化が内側の変化を超えるとき終わりが近いとはGEの会長のお言葉

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SkypeやらとHoloLensの組み合わせなワークスタイルなフューチャービデオ。

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そしてJulia氏からOfficeなデモ。

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まずはOffice 365のDelveから

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Office 365 Videoもありますね。裏はAzure Media Service

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グループ上のドキュメントやアクティビティを簡単にまとめて見れます

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ヒューマンセントリックなのですぐ人と連携できます

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新しいDelveのダッシュボードでは繋がりやアクティビティも視覚的に見ることができます。

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Outlookで会話ログみたり。

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OneDrive for Business上のドキュメント(見るだけモードなのか編集モードなのか選びつつ)添付したり。

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複数人で共同編集もOK

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モバイルもOK。Swayでデモみたり。

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Surface Hubで複数人でペンで手書きしたり。

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お次はBrad氏から。

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MSのクラウドも多彩になりました。

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ITに対するアタックも様変わり

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というのを踏まえてどうするか?認証という前提ありきでOffice 365やSalesforceなど含めてEnterprise Mobility SuiteでWindowsもAndroidもiOSもカバー。

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デバイス、アプリ、ファイルをIdentityでこちらもヒューマンセントリックでちゃんと保護しよう

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懐かしいWindows Vista。アプリが実行できちゃうけど、Windows 10はデフォルトセキュアだから実行できません。

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RMSはiPadでもOK。画面に出力すらできないのでカメラが壇上へw(デモ大変すな)

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RMSで保護された文書のテキストをコピーしても貼り付けられません。

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たとえば組織外にメールで送ろうとしても貼り付けメニューがない

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送信元のメールアカウントを組織内にすればRMSで許可されてるので貼り付けできる。

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チャットで貼り付けようとしたらほんとにいいの?と確認がでる

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Azure Remote AppやRDPでLOBアプリもOK

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面白いのがAzure RMSのTrackingが簡単にできるようになりました!

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どんなファイルを共有してて、誰がいつどこでアクセスしてるか追跡できます。漏れてることがわかったらファイルを参照不可にしたり権限取消し!

こちらのAzure RMS Document Trackingは今日からパブリックプレビューです。

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Azure AD Premiumの機能であるCloud App Discovery(他のアプリケーションなどを接続するための機能)も今日GAです。

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そして同じく今日アナウンスのMicrosoft Advanced Threat Analyticsは企業内の脅威などを簡単にわかりやすく分析するためのツールです。

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誰がどこに対してどんなアクションを起こしてたかなど時系列で起きた脅威を観たりすることができます。こちらも今日からパブリックプレビュー。

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話はちょっと戻ってWindows Update for Business

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ミッションクリティカルな仕事をするデバイスなどはSCCMやEMSで、もうちょっとエンドユーザーが使う通常のデバイスなどはWindows Update for Businessという感じでしょうか。一般消費者(コンシューマー)は今まで通りWindows Update。

配信リングで優先度に応じて分けたりP2Pで配布したりができるようです。

次はクラウド。オンプレもAzureも境界がなくなります。

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ちなみに現在のMS Cloud/Azureの利用率

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しれっとSQL Server 2016もアナウンス。(Keynoteでは流れてないけど、他にもたくさんリリースされてます。後述)

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Azureを自分のデータセンターでも動かそう、ということでAzure Packが大きく成長したAzure Stackの発表。

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合わせてWindows Server 2016、System Center 2016もアナウンスです。

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デモラーはLeff氏

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AzureぽいPowerShellなコマンドですがよく見るとロケーションがシカゴです。

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自分のデータセンター上にまんまAzureが!ポータルまでそっくり

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同じような操作性や機能が提供される感じですね。(もちろんSaaSなどはありませんが)

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この辺はAzure Packからの流れに違いですがPlanを作ってサービス選んで、、

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どれぐらいのインスタンス確保するかなど

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さて、そうなってくると管理が大変になってきますね、ということでMicrosoft Operations Management Suite(OMS)の発表です。

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まだプレビューですが申し込んでワークスペース作成後、3ステップぐらいでソリューションを追加していきます。

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AzureのOperational Insightsに似てますね。

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接続したAzureの状況が見えるわけです。

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面白いのはこれがAzureだけじゃなくて、オンプレミスのHyper-VやVMware、AWS、Rackspace、GCEなどの他のクラウドまでまとめてみれるところ

という感じでクラウドはより多彩に、コンピューティングは進化しより多彩なデバイスで。それらを下支えする各製品群などが発表されたキーノートでした。

これらを使って変革やイノベーションのためにITを使おうぜ!という感じですね!

 

その他のアナウンスなど

キーノートでは触れられていませんでしたが他にもたくさん発表があったようです。各Blogを観たりしていきましょう。一部把握してるのを抜粋。

  • Windows Update for Business
  • System Center 2016
  • Windows Server 2016 (既にAzure上で使えるようです)
  • Office 2016 Public Preview開始
  • Skype for Business broadcasting
  • Office Delve Dashboard (Organizational analytics in Office Delve)
  • SharePoint Server 2016
  • Exchange Server 2016
  • SQL Server 2016
  • Azure Stack
  • Microsoft Advanced Threat Analytics (ATA)
  • Office 365 transparency and control enhancements
  • Azure DNS他細かいUpdate
  • Windows Server Containers and Hyper-V Containers
  • Microsoft Operations Management Suite (OMS)
  • Nano Server

おいおい各詳細記事などでてくることでしょう。

 

リンク集

Microsoft Ignite 2015 Keynote」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: Azure Update (2015.05.05) | ブチザッキ

  2. ピンバック: Office 2016 Preview が公開されたけど日本語版へのリンクがなかったので見つけてきました | 遅咲きエンジニアのメモ

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