細かいの含めていろいろ。
SQL Database Elastic Database query (preview)
Elastic Database queryというのが使えるようになりました。
- Azure SQL Database Elastic Database query (preview) overview
- Getting started with Elastic Database query
- Azure SQL DB Previews Elastic Database Query
Elastic Database Poolは複数のDBまとめて1つのプールとして扱うことができる機能でDTUなども全体的に管理できますが、SQL Database Elastic Database queryはたんに複数DBに対してT-SQLなクエリを発行できる機能です。Elastic query用Databaseを作ってSharedmapの管理などやらせてここにT-SQLなクエリを投げると良しなになるようです。たぶん。
ムッシュ先生がすでにいろいろ見てると思いますので、そちらをどうぞ。
PowerBI時など、一般的なツールから複数DBを簡単に扱えるようになるのがいいですね。
SQL Database Index Advisor (preview)
Indexのパフォーマンスなど評価して推奨インデックスを教えてくれたりする機能のようです。v12なDBの場合は簡単にIndex追加したりも可能なようす。ムッシュ先生のレポートを待ちたいところ。
Docker Extensionの更新
Virtual Machine用のExtensionですが、Dockerの構成が簡単にできるようになります。User Guidにある通りJSON形式でいろいろ設定します。新しい機能としては以下の通り。
Docker Hubとの統合:資格情報設定してDocker Registry/Docker Hubにサインインできます。
Docker Composeサポート:Docker Compose使ってDockerコンテナの作成などできます
Extension名が MSOpenTech.Extensions.DockerExtension から Microsoft.Azure.Extensions.DockerExtension に変更されているのも注意が必要です。古いExtensionは12月1日に削除されるので注意しましょう。
Azure CLI v0.9.5 以降を使っている場合(x-platのやつ)、azure vm docker createコマンドで透過的にDockerなVirtual Machineを作成できます。
Web Appsでクライアント証明書マッピング認証をサポート
- Enabling Client Certificate Authentication for an Azure Web App
- How To Configure TLS Mutual Authentication for Web App
- Using Certificates in Azure Websites Applications
たまに要望がでるクライアント証明書マッピング認証(TLS相互認証)がWeb Appsでサポートされるようになりました。今のところ設定するのはARM触らないといけないのでちょっと面倒そうですが。(clientCertEnabledという設定をTrueにするようなJSONファイルをUploadして有効化する必要がある。ドキュメント参照)
これで具体的に何ができるかというと単にX-ARR-ClientCertヘッダが許可されるようになるだけです。なのでクライアントからもらった証明書をWebアプリ側で確認できますという感じですね。実際に証明書が正しいものかどうかの認証や検証作業はアプリ側の責任なのでがんばりましょう。(サーバー側に証明書を配置したりする作業は上記URLにあるような作業なりをしないといけないです。あとアプリケーションの設定やマッピングなど)
Azureポータルの拡張 (June Update)
Azureポータルがいくつか拡張されました。
- Azure Preview Portal Improvements (June Update)
- パンくずリストの追加ほか
- 画面上部にパンくずリストが追加されました。ブレードたくさん開いても移動が楽になりますね
- また1クリックでタイルの移動などができるようになります。右上の ボタンでタイルの編集On/Offができます。
- ディレクトリの切り替えなどがいつでもできるようになりました(前はスタートボードの時だけ)
- 一覧でのリフレッシュボタンの追加や一覧からの除外など
- 通知とAuditログの表示
- 空のリソースグループの作成
- テンプレートからのデプロイ
- ARMのテンプレートを使うときにポータルからでも簡単にデプロイできるようになりました。
- Marketplaceで「Tamplate deployment」で探せば使えます。
- https://portal.azure.com/#create/Microsoft.Template/uri/<テンプレートのJSONファイルのURL> というリンクでも可。(GitHub上のテンプレートサンプルや公式のテンプレート集のDeployボタンなどはここから起動してます)
- ディープリンクのブックマーク
今後もパフォーマンス改善やナビゲーション周り、リソース作成時の操作感などの改善が予定されているようなので楽しみですね。(いつPreview取れるのか。。。)
※ Classic Portalにある機能もちゃんと使えるようになってほしいですけどね。
Web AppsのアウトバウンドIPアドレス
ARM経由でWeb AppsのアウトバウンドIPアドレス(送信時のIPアドレス)が見れるようになってました。
- How to find out outbound IP addresses used by Azure Web App
- Maintenance Notice: Upcoming Changes to Increase Capacity for Outbound Network Calls
どうやらスタンプ単位で複数IPアドレスを持っているみたいですね。自分のWeb Appが所属するスタンプやARM経由でIPアドレスを確認できるので、ある程度の制御(Web Appsからの接続だけ許可とか)は可能です。
(東日本は2つスタンプあるようですね)
Azure Automationのインプットデータソースの拡張
GUIでインプットソース選んでパラメーターを設定したりできるようになりました。
その他
- How-old.net: Augmenting Virality in Real Time with Batch Analytics using Data Factory
- How-old.netでどうやってリアルタイムな分析してるかを解説してます。Data Factory使ってバッチ解析やってるみたいですね。
- Azure クイック スタート テンプレート
- Azure Resource Managerを使ったテンプレート集です。1クリックでデプロイできたりするので便利です。
ピンバック: Azure SQl Database の新機能履歴 - 蒼の王座