Azure Update (2015.07.02)

細かいの含めていろいろ。

SQL Database Elastic Database query (preview)

Elastic Database queryというのが使えるようになりました。

Elastic Database Poolは複数のDBまとめて1つのプールとして扱うことができる機能でDTUなども全体的に管理できますが、SQL Database Elastic Database queryはたんに複数DBに対してT-SQLなクエリを発行できる機能です。Elastic  query用Databaseを作ってSharedmapの管理などやらせてここにT-SQLなクエリを投げると良しなになるようです。たぶん。

ムッシュ先生がすでにいろいろ見てると思いますので、そちらをどうぞ。

PowerBI時など、一般的なツールから複数DBを簡単に扱えるようになるのがいいですね。

SQL Database Index Advisor (preview)

Indexのパフォーマンスなど評価して推奨インデックスを教えてくれたりする機能のようです。v12なDBの場合は簡単にIndex追加したりも可能なようす。ムッシュ先生のレポートを待ちたいところ。

Docker Extensionの更新

Virtual Machine用のExtensionですが、Dockerの構成が簡単にできるようになります。User Guidにある通りJSON形式でいろいろ設定します。新しい機能としては以下の通り。

Docker Hubとの統合:資格情報設定してDocker Registry/Docker Hubにサインインできます。
Docker Composeサポート:Docker Compose使ってDockerコンテナの作成などできます

Extension名が MSOpenTech.Extensions.DockerExtension から Microsoft.Azure.Extensions.DockerExtension に変更されているのも注意が必要です。古いExtensionは12月1日に削除されるので注意しましょう。

Azure CLI v0.9.5 以降を使っている場合(x-platのやつ)、azure vm docker  createコマンドで透過的にDockerなVirtual Machineを作成できます。

Web Appsでクライアント証明書マッピング認証をサポート

たまに要望がでるクライアント証明書マッピング認証(TLS相互認証)がWeb Appsでサポートされるようになりました。今のところ設定するのはARM触らないといけないのでちょっと面倒そうですが。(clientCertEnabledという設定をTrueにするようなJSONファイルをUploadして有効化する必要がある。ドキュメント参照)

これで具体的に何ができるかというと単にX-ARR-ClientCertヘッダが許可されるようになるだけです。なのでクライアントからもらった証明書をWebアプリ側で確認できますという感じですね。実際に証明書が正しいものかどうかの認証や検証作業はアプリ側の責任なのでがんばりましょう。(サーバー側に証明書を配置したりする作業は上記URLにあるような作業なりをしないといけないです。あとアプリケーションの設定やマッピングなど)

Azureポータルの拡張 (June Update)

Azureポータルがいくつか拡張されました。

  • Azure Preview Portal Improvements (June Update)
  • パンくずリストの追加ほか
    • 画面上部にパンくずリストが追加されました。ブレードたくさん開いても移動が楽になりますね
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    • また1クリックでタイルの移動などができるようになります。右上の image ボタンでタイルの編集On/Offができます。
    • ディレクトリの切り替えなどがいつでもできるようになりました(前はスタートボードの時だけ)
  • 一覧でのリフレッシュボタンの追加や一覧からの除外など
    • リフレッシュボタンが付きました。一覧更新しやすくなりました。
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    • Browse AllでいきなりAll Resourceブレード開くので手間減った感
  • 通知とAuditログの表示
    • Auditログの表示がしやすく
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  • 空のリソースグループの作成
    • Marketplaceで「Resource group」を指定して空のリソースグループを作成できるようになりました
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    • 今まで何かのついでにしか作れなかったので楽になりました。
  • テンプレートからのデプロイ
  • ディープリンクのブックマーク
    • 各ブレード開いたときにURLが変わるようになりました。
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    • ディープリンクとなってるので、ブックマークしておくことで直ぐに対象ブレードを開くことができます。

今後もパフォーマンス改善やナビゲーション周り、リソース作成時の操作感などの改善が予定されているようなので楽しみですね。(いつPreview取れるのか。。。)
※ Classic Portalにある機能もちゃんと使えるようになってほしいですけどね。

Web AppsのアウトバウンドIPアドレス

ARM経由でWeb AppsのアウトバウンドIPアドレス(送信時のIPアドレス)が見れるようになってました。

どうやらスタンプ単位で複数IPアドレスを持っているみたいですね。自分のWeb Appが所属するスタンプやARM経由でIPアドレスを確認できるので、ある程度の制御(Web Appsからの接続だけ許可とか)は可能です。

(東日本は2つスタンプあるようですね)

Azure Automationのインプットデータソースの拡張

GUIでインプットソース選んでパラメーターを設定したりできるようになりました。

その他

Azure Update (2015.07.02)」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: Azure SQl Database の新機能履歴 - 蒼の王座

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