Visual Studio 2015 RTM & リリース記念イベント

今日は待ちに待ったVisual Studio 2015 RTMの日です。(∩´∀`)∩ワーイ

USではリリース記念のイベントも催されましたが、日本もまけじと同時刻にニコ生イベントをやりました。

.NET Framework 4.6 / 他

もろもろ新しい版がリリースされてます。(ダウンロードはVisual Studio Downloadsからもできますのでどうぞ)

Update内容は上記Blogやそれぞれの分野に詳しい方のBlogなりを参照ください。あとはRelease Management Tools for Visual Studio 2015とかもですね。TFSはちょっと追いきれてないのでALMな人のBlogなり見てもらったほうがいいかもです。

Visual Studio 2015 RTM

というわけでVisual Studio 2015 (Community/Pro/Enterprise)がRTMです。MSDNサブスクライバーはダウンロードできます(パッケージ発売はまだっぽいので注意)
なおこれまでと違って静的ライセンス認証キーではないようです(いちおうMSDNからダウンロードしたやつはキーの入力いらないみたいですけどどうなんだろう)。

評価版はこちらからダウンロードできます。

  • Visual Studio Downloads ※言語(ページ下部の地域)を英語にしないとまだ新しくならないかも

またAndroidやiOS用にGDB/LLDBデバッグエンジンも使えるようになったようです。こちらも参照ください。

RCからの差分などはこちらをどうぞ。

細かなUpdate内容含めて記載されています。Blendの向上やAndroid Emulatorの更新、PythonやNode.js用のツール、Azure連携、GitHub連携などいろいろなところに手が加えられてます。

ASP.NET 4.6/ASP.NET 5 beta 5の話はこちらに詳細が書かれています。(前評判どおりASP.NET 5は間に合わなかったですね)

今後のロードマップはこちらをどうぞ。

Visual Studio 2015に関連するドキュメントなど

とりあえずVisual Studioって何!?みたいな人やVisual Studio 2015をとりあえず触ってみたい人向けのドキュメントとして1st Step Guideが公開されています。

なお作者はしばやん先生のもよう。

また無料で使えるVisual Studio Codeのほうも1st Step Guideが公開されていますのでこちらも是非どうぞ。

こちらはぼんぷろおじさんが書かれたようなので感想やフィードバック(誤字脱字・わかりにくい・よかった!)などすると喜ぶと思います。

あともっと基本的(?)な話だとにぃにも書いてる書籍があるのでそちらもどうぞ。

Visual Studio 2013 Update 5

ちなみに同じタイミングでVisual Studio 2013 Update 5もリリースされました。

ダウンロードページ、少し変わったのでVisual Studio 2013を選んで言語など選択してからゲットしましょう。

Visual Studio Onlineまわり

Visual Studio Online周りは特に新しいUpdateとかは無かったのですが、イベントのKey Note中で出てきた話(AndroidやiOSのビルドなど)はBrian HarryのBlogにまとまっていたりするので参考にどうぞ。

学生向け情報

学生向けにVisual Studio 2015がどう提供されるかが纏まっているので学生の方はこちらを参考に。

また夏休み特別企画もあるようなので是非チャレンジしてみてください。

リリース記念イベント

今日のメインは何といってもVisual Studio 2015 RTMと.NET Framework 4.6です。
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メインスピーカーはSoma氏。
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現状のVisual Studio Family。
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それぞれ役割が違いますが大きく3種類あります。Visual Studioは今のところWindowsで動く高機能IDE、Visual Studio Onlineはコード管理やビルド・自動テスト、タスク管理などCI・CDに使えるサービス、Visual Studio Codeはマルチプラットフォームのコードエディタですね。無料版IDEであるCommunityは500万ダウンロード、Visual Studio Codeのほうも50万オーバーダウンロードのようです。Onlineは320万登録ユーザーと開発者の数を考えるとぼちぼち?

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古いバージョンであるVisual Studio 2013も継続的にUpdateされてUpdate 5が今日リリースされました。という感じでVisual Studio界隈の概要をザクッと話しした後、Beth Massi氏の登場です。
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Visual Studioのデモですね。最初はWPFアプリの開発でのデモ。

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XAMLをいじってるときにリソースなどをPeekで同じウィンドウ内に表示したり。
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デバッグ時にVisual Source Treeをたどってプロパティを動的に変えたりできます。これだけでもかなりうれしいですね!あとはCodeLensとか。ブレイクポイントで止めた際のヒープやパフォーマンス状況みたりイミディエイトでラムダ使ったりVSの機能を余すことなく(?)見せてくれます。(詳細割愛しますので動画みましょう)
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ということで次は4.5億人ものファンを持つレアルマドリードの事例。クラウドを使って今まで一方的だった関係をより双方向に、個人的な関係を築こうという話です。ということでSkypeで中継して話をきいたり。
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また会場に戻って続き。Visual Studioを使ってクラウドに最適化されたアプリケーションやモダンでオープンなWebアプリ、クロスプラットフォームなアプリを構築しましょうという話。
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というわけでScott Hanselman氏の登場です。
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Webアプリケーションと.NETという感じの話ですね。
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マルチプラットフォームで開発する場合は.NET Core 5を使うASP.NET 5(Beta)を、Windowsの場合は.NET Framework 4.6で動くASP.NET 4.6も使えますという感じ。.NET Core 5/ASP.NET 5を除いてRTMです。これみるとRoslynもRTMなんですかね?
また.NET Framework 4.6とそのLibraryを除けばOSS化されています。
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というわけでデモ。最初はHTTP/2もサポートというアピールから。サーバープッシュも使えます。
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細かい話では条件付き例外だとかいろいろ。あとはRazorでのインテリセンス向上(data-とか)など。
JavaScriptのシンタックスエラーを把握したり
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あとは静的ファイルを含めることでポータビリティあげたり。
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デプロイ先をDockerコンテナにしたり。
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デモではファイルシステムに発行してMac OS上にコピーして動かしてました。
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GoAzureでも同じようなデモしてたのでおなじみですね!もちろんUbuntuなどLinux上でも動きます。

次はAmanda Silver氏。
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モバイルがらみのデモです。
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Apach Cordovaを使ってHTML5なWebアプリケーションを作ればマルチプラットフォームで行けるぜという話。
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となるとJavaScriptでガリガリ書いたりするわけですが、TypeScriptやAngularJS使ったりするわけですね
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そんな場合でもVisual Studioでインテリセンスやコンパイル等でエラーの把握などもサポート
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プラグインの管理もできます。
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デバッグもエミュレーターでできます。新しくなったAndroidエミュレーターではGPSのエミュレーションもできます。
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Windows Phoneでは前からできてましたね。もちろんデバッグもOKなわけです。さすがにiOSエミュレーターは載っていませんが、ビルドターゲットをiOSにして実機にデプロイしてリモートデバッグすればWindowsでVisual Studioでデバッグできます。

またXamarin使えばC#でコードの共通化もできます。
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Windows 10のUniversal AppsもこれでOKですね。
あとはストーリーボードデザイナーなんてのもついてきます。
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ちなみにOpenGLもサポート。
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あとAndroid EmulatorはVisual Studio Communityでも使えるようです。またスタンドアロンでも提供(Visual Studio Emulator for Android)。AndroidのAPIバージョン22をサポートしてるということと、最新の状態を保つ努力をしてるようです。単体で動作すればエディタはまぁ自由だしいろいろ選択肢も増えますね。Visual Studio使おうよってことだとは思いますがw

さてお次はDevOpsがらみです。
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スピーカーはBraian Harry氏。
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DevOpsやAgileの話をしつつMSが提供できるソリューションとしてVisual Studio Onlineを紹介しています。imageimageimage

Backlogの確認や差分の確認などなど共同開発のベースの機能
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GitのBranchにポリシーを設定して自動ビルドや自動テストの設定ができます。
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(今回のUpdateではないけど)AndroidやiOS用のアプリケーションのビルドやテストもVisual Studio Onlineでできます!
もちろんテスト結果も見れます。ビルドの結果も進行状況も見れます。
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あとは本番に入ったらモニタリングとフィードバック(学習)も必要ですよね。

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Application Insightsを使えばリアルタイムで把握することもできます。
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問題や例外が発生した時のログをリアルタイムで追いかけたりすることもできます。
クライアントアプリケーションの場合はクラッシュの詳細も見たり。

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という感じでアプリケーションの継続的開発・継続的デプロイ・Agile・DevOpsというあたりを助けられますという感じです。

拡張機能もたくさんあります。
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という感じでリリースされましたー。最後にSeth Juarez氏。

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MSでの事例じゃないですけど実際の開発現場的な話とビデオを流してキーノートは終わりです。(あとはLive Q&Aとかとか)

おまけ。例によってスクリプト(適当に抜き出したやつ)を置いておきます。まぁ動画みてください。

ニコ生イベントのほう

ニコ生のほうはこんな感じです。
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過去のこの手のニコ生見た人はなんとなくわかるかと思いますが、あのノリです。(人選も無茶ぶり感)
にぃに、みそ先生、t_wadaさん、てらだよしおさん、チャックさん、高橋忍さん、土屋さん、でアスキーからは伊藤さん(司会)と腰さん(Minecraft担当)というメンツです。チャックさん、最後が一番声でてたね(

出オチの座を奪いそうなみそ先生
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今日はMinecraftしかしてない感でした。というかきっとそう。

進行的にはMinecraft+MODの話、実際にやってみよう(→ 腰さんとみそ先生がもくもくと作業する)→ のこりメンツでKeynoteみながら解説→ Minecraft結果発表みたいな感じでした。

ちなみにMinecraftのMODはこちらを使えばVisual Studioでも作れます。Javaで。

あとJava絡みで捕捉というかJavaチーム向けの情報やVisual Studio Online連携、JenkinsやAnt/Marven、EclipseやIntelliJなどのキーワードはこちらを参照

 

プレゼント企画もある(いつまでかよくわからないけど)ので是非Visual Studio 2015試してみましょう。
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ちなみにプレゼント企画の応募状況リアルタイム把握はPowerBIとAzure Stream Analytics使ってますが仕組みつくったのはしばやん先生です。
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※すでに当日ですがオフラインイベントもあります
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という感じで淡々と(?)進みましたとさ。

おまけ
みそせんせいと腰さんが作った結果はこちら

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最後花火まで打ち上げてたぞ。。。(白目

 

まとめ

RCの段階で(Universal Apps回りを除いて)作ったアプリ的にはGo-Liveだったのですが、RTMになったことで安心して利用できますね!是非皆さん使ってください!

より高い生産性を、より品質の高いコードを、よりよいチームを、よりよいシステムを、という感じでまだまだ先は長いのです。仕組みとツールで助けてもらいながらがんばろうぜ!という感じでした。

その他

関連してAzure SDK 2.7やApplication Insights周り等もリリースされましたのでそちらもどうぞ。

Visual Studio 2015 RTM & リリース記念イベント」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: ついにヴェールを脱いだ Visual Studio 2015 が登場 - Visual Studio 日本チーム ブログ - Site Home - MSDN Blogs

  2. ピンバック: Visual Studio 日本チーム Blog

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