Holographic Academy を卒業しました的な

//build/ に併設でHolographic Academyというのがありました。
展示ブースの場所とかにある体験コーナーではなく、ハンズオンで実際にHoloLens上で動作するアプリ作って体験できる感じです。
※ 参加対象者はよくわからないけどメールが来て事前に日時を予約しとく感じだった。(対象者はHoloLens予約してる人とかその中でも抽選だった?とかちょっとよくわからない)

で指定した時間に行って受付済ませると参加者のバッジがもらえます。
※バッジは返却不要だそうで。(なお色は毎日違う。どうもMSのロゴの色ぽい)

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あとロッカーのカギを受け取って手荷物は預けて入場する感じ。
なおフツーに一人でもくもくと作業するタイプじゃなく、一種のアトラクションのような感じでした。
開場すると軽快な音楽とともに「フォーー! 」みたいにノリノリのメンター達に出迎えられ席に案内されるw
6名で1グループな塊の席に案内されて2名に1人のメンターが付きます。

雰囲気はこんな感じ。
「ウェーーーーーールカム!」みたいなノリで部屋の真ん中の円形ステージでスピーカーがHoloLensの説明とかハンズオンの内容を説明していくのでそれに従って作業する感じ。
なお必要なファイルは全部用意されてるのでUnity Editor上でぽとぺたやってコードもコピペすれば完成するような内容です。なんで開発の流れと実際にHoloLensを体験するというところが一番の目的ですね。
またやった内容はこちらのドキュメント通りです。

最初にHoloLensの説明と実際にかぶってキャリブレーションなど。
後はオブジェクトを置いてみる、インタラクションを組み込んでみる、複数人(席についた6人)でワールドやオブジェクトを共有する、物理世界をマッピングするといったような流れです。ちょっと詰まったらすぐメンターさんがヘルプしてくれるし。
1章毎にビルドしてデプロイして体験、おめでとう!イェーーーイ!みたいなノリでした。

なお途中で気付いたんですけどもう一般公開されてないからNDAでも何でもないんですよね。写真もっととればよかったと思いました。さいわいミクミンPさんが録ったのがあるのでそちらを見てもらえるといいかも。複数人で同じ世界共有してるのとか、物理的に同じ位置にずっと固定されてる様子がわかるかと。

さすがにスマフォのカメラ越しだと発色や視野角があれですけど、肉眼でみるとすごくくっきり見えるし(ディスプレイ上で見てるぐらいの解像度)、いい感じです。(虹色のラインとかももちろんないです)

所感

  • 物理的なテーブルなどの上や空間上の固定の位置に貼りついてホログラムが見えるので単純にすごい。違和感がない
  • 視野角の問題は見せたい内容によっては気にならないかな?特定の位置に固定で何か表示させてたり、大きな世界みたいなのを表現してる場合、見切れるので粗が目立つように受け取るかも。そもそも没入型じゃないし。まぁ確かに狭いという印象はあるかもしれない。(でも最初こそそう思ったけど、ハンズオン終わるころにはなんか全然気にしなくなった。人間の感覚すごい)
  • 当たり前だけど眼鏡外すとホログラムもぼやける(近眼…)
  • 物理に離れた場所にマッピングしてるホログラムはやっぱり解像度が荒くなるというのと、ちょっとプルプルする。近い場所は超クリア。
  • 音は違和感あんまなかった。なってる方向が意識できるはずなんだけどもうちょっと試せばよかった。
  • (ホログラムと物理世界で見えてるものの)透過処理は無い。例えば数mはなれた先にマッピングされたホログラムを見てて、間に物理的な障害物(手や柱とか)があってもそのまま表示されちゃうのでその時に違和感感じるかも。
    アプリ側で処理する必要がまだありそうだけど、できるんかな(センサーあるからある程度できそうだけど)
  • とはいえハンズオン部屋の端から端(50m以上?)のオブジェクトもちゃんとその場にあるように見える。違和感ない。
  • 自分は眼鏡かけてたので、どうしてもホログラムが見える視野がちょっと上側の目線になってた。かぶり方の問題かもしれん
  • 見えてる世界と誤差が無いので酔わなかった。
  • 目の前から30㎝ぐらいの間が見えない壁っぽい。テーブルの上にマッピングされてるホログラムに近付いてみようとすると、その30㎝ぐらいの間に入ると視界から消える。最短距離はそのぐらいかな?(ちゃんとは図ってない)
  • 床に空いた穴をのぞき込んでオブジェクトを撃つみたいなハンズオンがあるんだけど、人間の認識がなせる業なのかほんとに穴が開いてるように見える。斜めからみたりしたらちゃんとその通りに描画されるし、Unityとかのおかげが。すごい。
  • つまり作りこんだオブジェクトが物理的な位置にマッピングされて置かれてると、実際の見たまんまの位置から見える。後はわかるな?
  • スタートメニューとか貼りついて動く(移動中はちょっとぷるぷるする)
  • エアタップは指の動きをちゃんとしたら結構な精度だった(キャリブレーションのおかげ)※ つまむ感じじゃなくて指伸ばしたまま叩くようなイメージ
  • HoloLensへのデプロイはネットワーク経由だった
  • というわけでHoloLensはいいぞ。開発者版でいいから早く売ってくれ(この一言に尽きる)

おまけ

こういう写真が撮れるコーナーも別でありました。自分も撮ってもらった。

HoloLens越しに見てる映像と一緒に写真撮ってくれるコーナーです。
(装着してる人の視野はもっと狭いですけど、ワールドとしてはあんな感じであの場所に浮いてる)

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