//build/ 2016 Day 1 Keynote

というわけで //build/ 2016 Day 1 Keynoteです。
例によって適当にまとめますね。

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なおAzure絡みのUpdateは後程まとめたりする予定。本命はDay 2な気がするけど。
キーノート見るのかったるいって人はせめて最後の動画だけでも見てもらいたいところです。

というわけで本編。最初はCEOのサティア氏から!
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社会とテクノロジーのお話。からのMicrosoftのミッションについて。
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もっとパーソナルコンピューティングを、ビジネスプロセスの改革を、Intelligentなクラウドプラットフォームを作ろうという感じ。
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今日の、今回のBuildのテーマはIntelligenceかな。これらを実現するために必要なものを(パワーを)開発者に与えるというのが直近のMicrosoftのミッションとも言えるかも。

で、最初はWindows 10な話題。
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Conversations as a Platform。プラットフォームとしての対話をどうしていくのか、というところがメインになります。
ということで次はTerry氏から。
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キーボードやマウス、タッチからジェスチャーや音声、出力もホログラフィックへ
今や270MillionなデバイスがWindows 10を使ってる感じ。
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伸び率もWindows 7や8を大きく超えてます。
継続的にリリースされてるわけですが、夏には大きなUpdateがあるらしい。(事前に1607だとか言われてたやつ)

ということでUWPな話題へ。Windows Hello、ペンデバイス、XBox、HoloLens、Cortana、これらがUWPで統合的に動きます。

で、Windows Helloとペンのデモ。いつもの陽気なBryan氏ですw
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夏にUpdate予定の更新をちょいだし。(デモPCのビルド番号は14306らしい)

速度あがったWindows Hello。Edge上でWebページのパスワードでも使えます。
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でペンで書いたメモをCortanaに認識させる。で、付箋の内容をCortanaに理解させてアラームを追加。
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でアプリ上で定規をだしてまっすぎな線を引くw
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次はMap上で。手書きルートを3Dに載せてみたり。
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Word上で適当にマーカーしてもきれいにまっすぐなるw
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PowerPoint(UWP)でも定規w
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イラレでも雲形定規使ったり。
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という感じでかなりスムーズになったInkでした。

またUWPな話に戻って。

UWPのストアは5 Billion以上の訪問ありまする。
ボーイングの事例な話(ビデオ)。
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UWPなアプリ活用してます。

次もいつものKevin氏からデモ。
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綺麗なUI(エフェクトとか)
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Ink周りはInkCanvas、InkToolbarコントロールで簡単に?
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定規もInkToolbarだったんですかね…(簡単に実装できそうですね)

というわけでVisual Studio Update 2も今日リリースです。
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Hosted Web Appsも今日すでに使えます。
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そしてBashがWindowsにきたぞ!
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デモは最初はブラウザで見えるアプリがそのまま動くHosted Web Apps。
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次にBash。
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Emacsも動くよ!
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Hosted Web Appsからカメラも動く、Bash・SSHからコードいじって反映
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次はWin32な話題。Desktop App Converter!
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Converterを実行するとUWPなアプリパッケージが生成されるようです。
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トーストとかも使えます。
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これで16 Billionを超えるといわれるWin32/.NETアプリがUWPに持ってこれそうですね。
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各プラットフォームのネイティブAPI、UIの間にShared C# Codeを。
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Windows以外はXamarinで。すべてをVisual Studioで開発できます。(なおXamarinに関するあれこれ話は無い)
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再度メッセージ。Windows is home for Developers.
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次はデバイスな話。
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ゲームとHoloLensあたりにフォーカス。
Forzaですね。UWPでもできるようになってました。
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Windows 10はゲームデベロッパーにとってベストプラットフォームですよっと。
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オープンでエコシステム。UWPでWin10もXBoxも。
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そしてAoEのデモww
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次はWithcer
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Developer ModeがActiveになったXBox。XBox Deb Mode!
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Visual StudioからリモートデバッグもOK.音声認識なども可(英語だったけど)
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という感じで記念的なUpdate!という話でした。
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UWP、ストア、Crotana、バックグラウンドミュージックなどがWindowsでもXBox Oneでも使える!
DirectX 12でグラフィックのポテンシャルも引き出そう!
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次はキップマン!といえばHoloLensですね!
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今日から開発者エディションを一部のパートナー企業と開発者へ提供開始です。
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パッケージも!
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先行事例としてJALとか入ってますね。
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実際に会場でのデモ。人体の内部を透過でみたりリモートで操作したり。
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2名(+リモート)で同じ情報(場)を共有してるのが面白い。
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動画はNASAのやつ。Distination: MARS
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そのほかの使い方的な動画。
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またサティアに戻ってきました。Conversations as a Platform。
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MSのアプローチとしては3つ。
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そしてPeople、Digital Assitants、Bots
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Botは新しい、人間の言葉(文脈)を理解する新しいUI、デジタルアシスタントのメタアプリ。
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次はCortanaのデモ。マルチプラットフォームなCortanaです。
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ロックスクリーンでもCortanaうごきます。サイエンスジョーク教えての答えとしてバットマーン
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微妙に歌(?)ってました。

文脈理解してOutlookと連携するCortanaさん
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Androidでも。
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Cortanaのアクションを拡張できるようです。
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Conversation Canvasesということでいろんなアプリ、プラットフォームがあります。Skype、SMS、LINE、Slack、あと話題(?)のkik。
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デモはSkype。
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Cortanaにプライベートメッセージでやりとり。音声入力して予定を追加したり。
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で、そういうことができるSkype Bot PlatformなSDKも提供です。
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もちろんマルチプラットフォーム。(Windows、iOS、Android)
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開発者に力を、というのは変わらないメッセージですね。
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そんな中でBOTを作ろう! みんなBOT作れるよ!
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どうやって? Cortana Intelligence Suiteで。
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Bot Framework, Cognitive Services, Machine Learningが柱。

というわけでデモ。
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Microsoft Bot Frameworkを使ってサンプル作るよ。
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ドミノピザBotね!(BOTの実行はたぶんAzure上で、C#以外にもNode.jsとかで開発できるらしい)
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次はBot Intelligence
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BOTも賢くないとだめだよねということで。
まずはルールベースの自然言語理解
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次は機械学習ベースの自然言語理解
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なんかすごいですね!これだけの手間で学習させていくことができます。
今まで自前で解析・学習させてた手間がなくなるかもですね!

次はCognitive Services。もともとProject Oxfordだったやつぽいです。
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今日から無料で使えます。
写真をアップロードするとキャプションをつけてくれます。
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で、そういうBOTなサンプルサイトも。
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あとは音声解析とか。
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Twitterのプロファイリング(分析)
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つぶやき(テキスト)の気分や性別を解析したり。

最後は。可能性を想像しよう。

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盲目の男性デベロッパーの日常。
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でもSmartグラスをさわると映ってるものが取れて解析して音声で案内したり
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会話している相手の情報をアナウンスして手助けしたり。
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レストランでメニューをとって解析して注文。
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架空の話ですか?いいえ、今現在の実際の話です。
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この男性はMicrosoftでデベロッパーとして働いています。このソリューションはMicrosoft Researchが作ったと思いますが、このSMARTグラスとこれまでのデモで出てきたようなAPIや技術を使って実現してるわけです。

この最後の動画で実現されてる世界を目指すためにMicrosoftは頑張ってきてるのかなと思う一面です。
ITでできること、Microsoftがそのために何ができるのかというところの一端が垣間見えましたね。

という感じで大きな拍手でもってDay 1のKeynoteは終わりです。

私的な感想

というわけで1日目のKeynoteが終わったわけですが、裏のこまごましたUpdateや一部で話題になった定規とかはさておき地味という印象が強かったんじゃないでしょうか?
大きなアナウンスはぱっとみないし、デモはなんか地味だし、、実際セッションリストみても基礎的な話が多そうです。(新しめの話が少なそうという印象で)
ですけど、メッセージとしてのConversations as a PlatformやIntelligence、しかも自然言語で(音声で、テキストで他)というのを掲げてそこに至る道具をそろえてきた感じはあります。裏側の仕組みや表現する方法、場など。
Googleなども研究したり実際APIを出してきてるわけですが、統合的なプラットフォームとして使えるパーツを今の段階でだしてきたというところに大きな意味があるのかなと思いました。まぁ表面上は地味です。言葉だけでみると今の時代にBOT!!ってなるわけで…どう賢くしていくか、Intelligenceを感じられるかは開発者にかかってるのかも。
あとは言語問題になるとどうしても日本語はどうなのか・・・というところがひっかかりますが、そういう点も含めて今後に期待ですね。

まぁまだまだ全然足りない!という部分は多々ありますけど、なんとかいいものに育ってほしいなぁと思う1日目でした。

とかいろいろあるんですけど、言いたいことはいつからでも始めるのは遅くない、今日から未来のために一歩進めよう、という一言に尽きるかと思います。

Microsoft Cognitive Services: Introducing the Seeing AI app

//build/ 2016 Day 1 Keynote」への3件のフィードバック

  1. ピンバック: //build/ 2016 Day 2 Keynote | ブチザッキ

  2. ピンバック: //build/ 2016 Day 2 リンクとか Azure Update とか (2016.04.01) | 一般人なぶちぞうの1年に1回気が向いたら更新する程度のただのブログ

  3. ピンバック: Build 2016 まとめ | S/N Ratio (by SATO Naoki)

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